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【ラッタ式】「さよなら、赤信号」アーカイブ

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ラッタです。

ライターしたりコンテンツ作ったりコンサル業したりしながら、自由気ままに生きてるカエルのアイコンのやつです。血液型は0型です。好きな言葉は「おかわり自由」と「ポイント10倍」です。

2021年11月、生まれて初めて「Kindle(電子書籍)」なるものを発表しました。

→ さよなら、赤信号

のべ1万名以上の方にお読みいただき、たくさんの方から嬉しいご感想をいただき、話題にしていただき、

今この瞬間も誰かに読んでいただけてる、そんな本になりました。あたしは幸せ者です。ありがとうございます。多謝。

2023年11月にさよ赤さんがリリース2周年を迎えたということで、

「やったー!誕生日祝って!祝って!ねえ!」と抑え切れないエゴを満たすべく、X(Twitter)のスペースにて記念ライブ配信を行いました。

結果、数日で計1000名以上の方にお聞きいただき、こちらでもたくさんの嬉しいフィードバックを頂戴しました。本当に感謝しかありません。

→ スペース音声はこちらから聞けます

→ X(Twitter)未登録の方向けの音声はこちら(stand.fm)

本記事は、そんな「さよなら、赤信号」をテーマに、スペースでお話しした内容をざっくりまとめています。

個人的な備忘録というか、思い出を保存する目当ての記事って側面強めなのでやや雑多ですが、

よかったらお付き合いいただけましたら嬉しいです。

さよなら、赤信号を書くに至った経緯。

「自分の著書で世の中をよくしたい!」「作家になってモテたい!」「印税ウハウハなお金持ちになりたい!」

みたいなこころざしは全くありませんでした。

ふだんネットで仲良くしてくれている仲間の方々が、立て続けにKindle出版を果たしていた時期があってですね。

「出版っていいなー!」
「かっこいいなー!」
「うらやましいなー!!」
「なー!!!」

と思ったのがきっかけです。笑

「うらやましいなー!!」から始まり、

→「ワイも書きたい!書く!!」
→「表紙は(鹿音の)カノコ氏に描いてほしい」
→「タイトルは『さよなら、赤信号』にしよう」
→「・・・で、内容どうしよう・・」

という順番で作っていった本であります。表紙とタイトルが先にあったパターンです。

カノコ氏に「Kindleの表紙描いてください後生です!!」とおねだりし、OKをいただき、冒頭の吉原のエピソードだけは書こうと決めていたので、その話とイメージをお伝えしました。

資料写真を撮影するべく、ひとり思い出の吉原へ。現地の写真だけ撮ってムラムラしながらUターンして帰りました。

そうして、カノコ氏からいただいた表紙の原案がこちら。

はい、もう最高です。

最高ですと思うと同時に、原案の時点で「表紙が素敵すぎて下手なもの書けねえ・・・」とえぐいプレッシャーを感じたのを覚えてます。

ちなみに表紙にはなぜか満室のラ◯ホが描かれているのですが、こちらはカノコ氏のアイデアです(実際の吉原にはラ◯ホはありませんw)。

ところで、この時点での「さよなら、赤信号」の執筆は死ぬほど難航しておりました。

スペースでもお話ししましたが、何万文字も書いては納得いかなくてぜんぶ削除みたいなことを繰り返してました。

その一方で・・・

表紙完成しちまった!!

・・・ここまでで、本編の進捗状況は0文字。笑
(内2回、何万文字も書いてはカット)

3回目の「さよなら、赤信号」完成に向けて一生懸命書いていくのでした。

途中、パソコンがバックアップもろとも壊れるアクシデントに見舞われたり、納得いかずカットしたり・・・たぶんなんやかんやで計15万文字くらい滅却してます。

で、完成するまでに納得いかずカットした文章についても少し触れておきますと、、

さよ赤を完成させるまでに捨てた言葉たちの内訳

日ごろの僕は「コンテンツのネタ探しは本屋で!」を信条にしています。

リアル書店の新刊コーナーなど、目立つ位置に平積みにされている本を見れば、

・どんなジャンルが流行ってる?
・売れてる本はどんなタイトルが付けられてる?
・どんなキーワードが使われてる?
(「◯◯するための◯つの法則」とか「”バズる”◯◯」とか)
・帯の推薦文には誰がコメントしてる?
・表紙のデザインは?

などなど、流行りとか市場ニーズ的なあれがパッと分かるからです。

関連書籍が平積み=需要がある

たとえばリサーチ時点で「睡眠」ジャンルの本が多かったら、睡眠についての不満や不安や欲求を感じてる人が多く、そこが解決されたり満たされることが求められてるであろうと予想できます。

「それなら睡眠関係の本を書くと売れるかもしれないね!」みたいな話です。ものすごく単純化して言うと。

(中には、いろんな大人たちが忖度し合って「意図的に仕掛けて」需要を作ってるとかもあったりするのかもですが、そのへんの話をし出すとややこしくなるので割愛)

また、

手に取ってもらいやすい本のタイトルや帯にはどんな言葉が使われてるか?とか、帯の推薦文を書いてる人が誰か?(今、どんなキャラクターの人が世間から求められ権威とされているのか?)も時代時代で変わったりするので、それら含め横断的にリサーチ。

ぶっちゃけ、ネットであれこれ調べるよりも本屋に行ったほうがリサーチって早いです。

こんな感じに、

あらかじめ需要がある市場やジャンルを調べ、人々のニーズを感じ取って、求められているであろうものを作り、提案することを「マーケットイン」なんて呼んだりします。

さよなら、赤信号は最初はマーケットイン的に書きました。副業ノウハウとか。

で、

ぜんぶ捨てました。笑

ぜんぶ捨てた挙句、

「もう人々の役に立つとか有益とかじゃなくて、自分が書きたいと思ってることだけを好き勝手書きたい!」

といった、どちゃくそわがままが発動されました。

転換点。

「自分が書きたいと思ったことを書く」と決めた象徴的なきっかけは、3回目のさよ赤執筆時に他の原稿とともにボツにした、

→ ペコの記事

僕にとってとても大切な思い出だけど、

「ちょっと個人的な話すぎるよなー」ってことでカットした原稿でした。

だけど、ただボツ原稿にしてしまうのもしのびなく、

さよ赤のスピンオフとしてnoteの記事にまとめてX(Twitter)に共有したところ、たくさんの方から嬉しいあたたかいご感想をいただきました。

ここで、僕の中でKindleの(どちゃくそわがままな)方向性が定まりました。

「今回に限っては、徹底的に自分丸出しな個人的な本を書こう」と。

ちなみに、人々のニーズを汲み取って求められているものを作り提案するマーケットインに対して、

作りたいものを作りたいように作って、「これどうよ!?」ってやるのをマーケ用語でプロダクトアウトなんて呼んだりします。

そういう意味では「さよなら、赤信号」はたぶんプロダクトアウト型なのでしょうが、書いてる最中はそんな分類とか全く意識してませんでした。

ってか、「こんな書きたいこと好き勝手に書いただけの本なんて売りものになるかしら…」くらいに思ってました。

そんなだったからか、リリース当日は全くダウンロードされない&誰からも見向きもされない夢を見て起きました。笑

※1〜3回までの書き直しでボツにした一部の原稿は、それはそれで大事だったのでメルマガの記事やX(Twitter)の投稿などに再利用しております。

コンテンツ作成って最終的にほとんど捨てるとこなくていいよね。

さよなら、赤信号は、こうやって書きました。

◇マイルール

本の表紙が素晴らしいものだったので、表紙に恥じない内容のものを書かなければいけない。これはけっこう大きなプレッシャーでした。

なので、自分の言葉の密度というか殺気というか、そういうエネルギー的ななにかを凝縮するために以下4つのマイルールについては徹底しました。

1.嘘つかない!

2.書きたいことだけ書く!

3.今までの人生でいちばん本気出して書く!

4.わがままで書くものなんだからマーケティングに頼って売ろうとしない!

(中身だけで勝負&発売まで内容を明かさない。キャッチコピー、帯表記、タイトル、Amazon内SEOなどマーケティング的な僕の得意技もすべて封印。)

◇自分語り=周り語り

いろんな人がいろんな言い方で解説されていますが、

自己紹介をすることって、自分の話をしているようで結局は「自分の周辺のモノやヒトやコトを語る」ことだったりします。

話せば話すほど、自分自身からは遠ざかっていきます。

(自分の親のこととか、友だちのこととか、出身地とか、自分の身の回りに起こった出来事とか、好きな音楽とか映画とかスポーツとか食べものとか)

だから「自分と関係あるモノやヒトやコト」を徹底的に紙に書き出すところからはじめました(ブレインダンプ)

そこからさらにブレインダンプで書き出したものをマインドマップにまとめました。

(最終的には紙を貼り合わせていって畳1畳くらい広がりました)

で、書き出した要素を「お金」「命」「仕事」「生き方」などのジャンルごとに仕分けしていく感じで、

「どの要素をどのエピソードに書くか?」を決めていった感じです。

◇テンションメーター(感情曲線)

よくいただくご質問で、

「書くエピソードの順番ってどうやって決めたの?」と訊かれたりするのですが、

神話の法則のヒーローズジャーニーを多少は踏襲しました。

ただ、実話となると必ずしもヒーローズジャーニー的な段取りで物事が運ぶわけではありません。なのでストーリーライティング的な構成以上に時系列+気分の浮き沈みを意識していました。

気分が上昇するエピソードの次には下降するエピソード、下降したら次は上昇みたいな。

「飽きさせない文章を書くために」と僕がたまに話してるテンションメーター理論です。

たぶんあれですね。ミュージシャンの方が音楽アルバムを作るときの曲順決めがいちばん感覚として近いような気がします。

この本は最後の1行まで読んでもらわないといかん!と思って書いたので、ストレスなく読めるように順番はそれなりに悩みました。

◇ライティングの際に心がけたこと

「文章の書き方!」とか、詳しく話そうとすればするほどめっちゃくちゃ長くなってしまうので、

詳細なライティング方法に関しては別途作成の「ライティングマスター講座」をご参照いただけますと幸いです。

→ ライティングマスター講座

その上で、心がけたライティングを(一部重複しますが)ざっくり過剰書きすると、

◇嘘つかない

◇右脳でガーっと書いて左脳で整える

◇書くときはたった1人に向けて書く

◇五感をとおしての描写(見た目、におい、聞こえる音、味、手触りや温度)

◇1行目は短く。徐々に長く。(1行目は2行目を読んでもらうため。70行目は71行目を読んでもらうため)

◇漢字+ひらがな+カタカナ+アルファベット+数字(ex.どんLIFE全部ひっくりかえった5000円札ベスト使

◇テンションメーター(感情曲線)

◇話の流れで言うと「今の自分→10年前の自分→20年前の自分→30年前の自分」→今の自分と時系列を少しずつ遡るように…これは自己満足なこだわりです。笑

◇普段の自分と漢字の使い方を変える(これも自分の勝手なこだわり「たくさん→沢山」みたいな)

※漢字の使い方を変えることで自分の中で書き手としてのスイッチが何か変わるかしらと思っての実験だったけどあんまり効果なかったから2冊目ではたぶんやりません。笑

プロモーション活動。

基本的にはX(Twitter)を中心にやりました。

「作るだけ作って売らないのは育児放棄。お客様の手元に届いた状態を”作品の完成”と定義」と、以前キングコング西野さんがYouTubeでお話しされていたのがえらく刺さったため、

ただでさえマーケティング的な文法を完無視で書いちゃった本だし「せめて露出だけは」と作成過程からセルフ実況中継していました。

以下はその一部です。

・音声配信プラットフォームstand.fmで「Kindle書くよー!」の発表

・しんどいときは正直にしんどいと言うタイプですw

・ペコの記事関連。

・4回目の執筆中…パソコンが原稿もろとも召されました(´・ω・`)

・今月中に完成しそう・・・

・・・やっぱ完成しなかった!!(´;ω;`)

・リリース日確定!(`・ω・´)

確定してからも、直前まで書き直したり推敲したり粘っておりました。

・リリース1週間前、表紙お披露目。

・発売日当日まで、裏話的なあれこれを・・・

・リリース&無料キャンペーン開始!

・無料キャンペーン中もワーワー言うてました。

・「総合1位のスクショ撮り忘れてた!」と思い、慌ててAmazon開いたら手遅れでした(´・ω・`)

・そして無料キャンペーン終了。

・いただいたご感想は逐一リツイートさせていただいています。本当に励みになっております。

また、

時空と次元を超越し、三千世界の向こう側へと果てしなく広がり続ける、うれしょん案件

という謎の案件名で引用RTもさせていただいております。

圧倒的感謝!!!
(´;ω;`)

「さよなら、赤信号」、たくさんの方からAmazonレビューやSNSや音声配信プラットフォームなどに数え切れないほどの嬉しいご感想をお寄せいただいております。

巻き物のように長いDMやメールが届いたりもします。

本当に支えられています。宝物です。ありがとうございます。

また、さよ赤リリース前には音声配信の仲間からサプライズで音声CMをプレゼントされたり、テーマ曲を作っていただいたり、リリース後もサウンドトラックを作っていただいたり、朗読していただいたりもしました。

→ ラッタ【さよなら、赤信号】CM

→ しものんBGM「さよなら、赤信号」

→ 聞き流すピアノVol.2~想いのままに/さとうゆう

さらに、ご厚意でチラシ画像A+(Aプラス)画像までご作成いただいたりしました。

100回輪廻を繰り返しても、毎回墓まで持っていきます。

ありがとうございます(´;ω;`)

おわりに。

繰り返しになりますが、「さよなら、赤信号」って本は徹底的にわがまま放題作った本です。

口コミ以外で広がりようがありません。

だって、表紙はもちろん素晴らしいですが、だけど表紙やタイトルを見ただけではどんな中身なのか分からないですし。無名の著者ですし。

それが、のべ1万名を超える方にお読みいただけたのはみなさまのおかげ以外ありえません。

本当に感謝してもしきれない。ありがとうございます。

もしよかったら、これからもこのささやかな本をそばに置いてやっていただけたら嬉しいです。

→ 『さよなら、赤信号〜どん底LIFEが全部ひっくりかえった!5000円札のベストな使い道〜』

勢い余って長々と書いちまいました・・・

お付き合いいただき、ありがとうございました!

※この記事は2023年11月開催のXスペースでお話しした内容をもとに作成しました。

ご興味ありましたら音声アーカイブもご視聴くださいませ。

→ スペース音声はこちらから

→ X(Twitter)未登録の方向けの音声はこちら(stand.fm)

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