子どもが学校に行けなくなったら
こんにちは。キャリアコンサルタントで高校教師の「みのる」です。元不登校の子供を持つ親でもあります。
今回のトークテーマは『子どもが学校に行けなくなったら』
レジュメ
不登校は特別なことじゃない
2022年10月27日に文部科学省が公表した「2021年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果によれば、小中学校の不登校児童生徒数は増加を続け、過去最高の24万4940人でした。
また、高校の不登校生徒数は5万985人で、1000人当たり16.9人(40人クラスに1〜2人の割合)と、横ばいの傾向が続いています。中学校は1000人当たり50.0人と、クラスに2人が不登校の生徒となっています。
ふたつの視点
親としての視点と、先生としての視点から。
① 不登校の親としての経験から、学校にこう伝えたらいいというお話
② 学校の先生としての視点から、こんなような伝え方してもらうと学校としても受け止めやすいというお話
上の子どもが不登校になりました
子どもの「お腹痛い」とか「頭痛い」とか、学校をちょこちょこと休むのは、不登校のサイン。言葉にできないときは、身体の症状に現れるんです。
次第にイライラが募る
子どもが、なかなか学校に行かない。そうすると、中学校の先生も家庭訪問してくださるんですよね。いろいろプリントを持ってきてくれるとか、様子を見に来るとか。
当然、中学校の先生が家庭訪問してくだされば「先生がわざわざ家に来たんだから、顔を出しなさい」って、言っちゃいますよね。そうすると、子どもは貝殻のように、本当に固まって全然動けない状態になってしまいました。
それがイライラを募らせる原因になってしまいました。
中学校の先生の提案から、スクールカウンセラーと親での対話を始めました。
ようやく、不登校を受け入れた
僕が子どもの状態を本当に受け入れるようになったのは、上の子が、中3の夏過ぎ。学校に行かなくなってから、1年半ぐらい経って、ようやく、スッて受け入れたんです。
どうやって受けれいたか
イライラするのは、投影。
それはそれで、いい。
学校との連絡方法
プリントの受け取り方、欠席連絡、それをアイメッセージで。
先生の視点から
先生の仕事としても、学校に戻ってきてほしい、という気持ちは根底にあります。でも、それ以上に子どもがどう成長していくのか、どのようにより良い人生を作っていくのか、そういうサポートをしたいと、ほとんどの先生が考えている。
学校に「来ない」生徒は、その要因を知りたいです。
一人一人の状況に合わせた対応をしているけれど、それぞれの先生の価値観や、得られた経験からの対応になるので、親の期待と学校(先生)の対応がズレることもある。
欠席連絡や家庭訪問による生徒の安否確認は、業務の一つ。でも、親の負担が強くなるので、子どもの状態を見ながら、学校にしてもらいたい対応を伝えるのもいいのです。
その子らしい生き方を見つける、お手伝いをするのがカウンセリング
子どもが学校に行かないっていうのは、どういう意味があるんだろう。「不登校の状態」という意味は。
その子自身で学校に行けないことは、こういうことなんだと意味が見出せた時に解決するような気がします。
なぜなら「学校に行けない状態」というのも、その生徒そのもの、子供そのものの状態だからです。
上の子が中学校に行けなかった理由
ようやく、言葉にして、話してくれました。
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